引っ越し先が決まると、引っ越しの方法を決めなければならないですね。
ひとり暮らしだと荷物は少なめだし、金銭の節約のために家族や知り合いに頼み、自力で引っ越ししようと計画を立ててはいませんか。しかし安く済むと思われるところですが、注意しておきたい点もあります。それは費用、労力、精神面、補償…この記事では自力で引っ越しか業者での引っ越しかを徹底比較しています。ぜひ、どちらに当てはまりそうか失敗のない一人暮らしのスタートに進んでいけたらと思います。
自力で引っ越しの気にしておきたい注意点

レンタカー、段ボール、梱包材、養生品などの用意
これらは業者を手配すると全て揃えて自宅に届けてくれるし、後で引っ越し先に段ボールなどの回収も来てくれます。
ところが、自力で引っ越そうと思うと、探して選び出して、手配や購入をしておかねばなりません。
レンタカー車は軽トラックで12時間で7000円位~です。また引っ越しが済んだ後のレンタカーはガソリンを満タンにして返すのが通例です。
使い終わった段ボールと梱包材、養生品も片付けて、指定のごみ収集日に処分となります。段ボールや梱包材類は荷物が少ない一人暮らしの量で10箱位と仮定して2000~3000円位はかかるでしょう。
お手伝い人のお礼と食事
お手伝いの人は、やはり親しい仲と言っても、自分のために時間を作って労力かけてもらいます。
作業だけでも最低、半日はかかってくるので、お礼を用意しておかなければ…ですね。
終わってホッともすれば、お腹も減ってきますし、「お疲れさま」って、食事もしたくなってきます。
食事は1人約2000円位はかけないとお腹いっぱいにはならないかもしれません。もし自家用車を出してもらってるならば、ガソリン代や高速代の加算も考えておかなければなりません。
保障がない
荷物が壊れたり、壁が傷ついたりしても、お手伝いされた方は悪くはありません。自分の責任となります。もしそのような事態になってしまったとしたら、のちにお互い気まずくなってきてしまうかもしれません。
慣れていない
自力で引っ越しとなると上記の注意点を踏まえれば、日時は自由に計画できますが、作業が慣れてはいない分、予定通り終了するとは限りません。
- 悪天候への対応
- 旧家と新居への壁の養生作業
慣れていないことから、自力での引っ越しを禁止している物件もあります、確認しておきましょう。
これらのことを踏まえて、業者の場合を検討してみてからでも遅くはありません。
引越し業者のメリットとデメリット
相見積もりを利用すれば、内容(時期や、量、距離など)を提示すれば、およその金額を一括で出してくれます。業者を決定するまでは、時間をとられたりしますが相手はプロなので、後々は安心して、自分は荷物の梱包や行政の手続きなどに集中できます。予定通りの時間にも引っ越しが終了するので、片付けにも集中できるでしょう。
- 自家用車がある、全ての荷物を搬出入することができる
- 大きな荷物がなく、段ボールでほぼ収まる(宅配便の利用でひっこしできる)
- 手伝ってくれるひとがいる
このような場合は、自力の引越しでもいいのかもしれません。
自力で引っ越しの場合の手際

自力の方が良いという場合は、その手際を紹介します。
引越しのスケジュールを決める
レンタカーの手配
自力での引越しが決まったら、さっそくレンタカーの手配をしましょう。荷物にちょうどよい車を借りる必要があります。
レンタル会社は、旧家から近い場所の方が、引き取りに行くとき、楽です。
また返却の事も考えると、『店舗→旧居→新居→店舗』となるので、旧居と新居の間にある店舗だといいですね。でもレンタル会社によっては新居に近い営業所に返却できるサービスをしてる会社もありますので、返却の方法も含め、レンタル会社を選ぶといいでしょう。
予定より時間がズレることも想定して、余裕をもった時間で契約しましょう。
手伝い人の手配
知人や友人にお手伝いを頼む場合、スケジュールが決まったら、手伝ってもらう内容や日時など早めにお願いしましょう。
管理会社への確認
管理会社によっては、トラブルを避けるためにも自力の引越しをNGにしてる物件もあります。
荷物も少なく、OKの場合、部屋はもちろん、階段などの共用部分の養生の準備をそなえておかねばなりません。 養生の方法は、中古の段ボールと養生テープで代用できます。
不用品の処分
もし、新居に持って行かないものがある場合は、引っ越し前に、処分をしましょう。
段ボール梱包材、養生の購入
引っ越すスケジュールや持っていく荷物が決まったら、段ボールや梱包材、養生品を購入しましょう。
荷物が全て、段ボールに収まるよう余裕を持った数にしましょう。こまごまと入らないものがあると、当日、手間がかかります。
荷造り
梱包は、一箱の段ボールの重さを、自分で持てるくらいの重さにおさめておきます。
例えば
- 大きい段ボール・・・洋服
- 小さい段ボール・・・本、陶器類(割れないように新聞かプチプチで一個ずつ包む)
それぞれの段ボールに注意事項や何が入っているかとか、どこに運ぶなどの搬出入のメモをハッキリ書いておきましょう。
荷物の搬出入の順番計画

当日、スムーズに荷物の搬出入ができるように計画を立てておきましょう。新居で大きな荷物はどこに置くのかを決めておき、荷物を下ろす順番を考慮して、計画立てて、当日に備えましょう
レンタカー引き取り
忙しい引っ越し当日の始まりです。利用開始時間に遅れないよう、余裕をもって、引き取りに行きましょう。
荷物を搬出
まずは旧居を養生して、計画通り荷物を搬出します。車にも傷つけないよう積み込み、荷崩れもしないよう固定をします。最後に旧居の養生を片付け、新居でまた養生に使いましょう。
荷物を搬入
新居を養生することは、もちろん、新居では荷物を入れる前に、確認事項を求められてると思います。傷や不具合などを写真におさめたりなど確認が必要です。それを済ませてから、荷物を搬入していきます。当日使うものでまとめたものは荷ほどきしやすい場所に置きましょう。
レンタカー返却
ガソリンは満タンにして返却です。
荷ほどきと段ボール等の処分
荷ほどき済ませた段ボールなどは、地域の指定に従って処分します。
引越し業者で引越しする場合の手際

業者の引越しを頼む場合、日程に余裕があるほど有利なので、早めに一括見積をとります。
引越し日を繁忙期(3~4月、10月)、土日祝日、午前中を避ければ、かなり安くなります。
交渉のコツ
まずは断捨離も含め、荷物の量はハッキリと決めておき、見積もりを出してもらう
通常、一括見積を取った場合、複数社から電話がきてしまい、どうしてもプライベートが乱されてしまいます。一括見積をする際は、『メールのみでお願いします。電話はお断りします』を伝えておくと、電話コールに振り回されることなく、比較もできるのでおすすめです。 しかし、それでもまれに電話をしてきてしまう業者もいますが。そういうところは、依頼するのも考えものですよね。
1.予算は初めから伝えない
業者から予算を聞かれる場合がありますが、予算は伝えず、「複数社でこれから比較検討して決めていきます」とだけ伝えて、サービスを競ってもらいましょう。
2.即決しない
業者が「いま決めてもらえば安くします」を鵜呑みにせず、必ず複数社の金額、サービスを比較検討すべきです。繁忙期を除けば、価格競争する業界です。
3.金額だけで決めない
はじめに荷物の量を提示さえすれば、ファミリー層と違って単身なのでおよそ時期や距離などの考慮された相場が一括で出ます。(単身パックなど)
- サービス提供や段ボールの無料の数量や回収
- 補償内容
- 支払方法
これらを加味して安価な納得するところに決めます。
ただし、特に3~4月は最も繁忙期なので、あまり考えすぎると、業者を他に取られてしまうので気をつけましょう。
まとめ

ひとり暮らしの引越しとなると荷物は少ないし業者の方が高くつくと考えがちですね。しかし自力の引越しは覚悟が必要です。
- 車の手配できるか
- 段ボール、梱包材、養生物は用意できるか
- すべての荷物を搬出入できるか(天候や階段等にかかわらずに)
- 壁、床、荷物など傷ついたり壊れたりしても自己責任と覚悟できるか
- 時間通りに片付くとは限らないと覚悟できるか(慣れていない)
など費用、労力、精神面、補償…一人暮らしを始めるとなると、他にもやることは盛沢山です。
業者に頼むと、自分の時間を他の用事に充てることができます。自分の時間を大切のするためにも業者の見積もりをとってみてはいかがでしょうか。
素敵な新生活のスタートとなりますよう、応援いたします。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございます。